1996-02-23 第136回国会 参議院 農林水産委員会 第2号
それから、三番目に実需者輸入分の枠をふやすということについてのお尋ねでございました。例えば五万俵ということを言われましたけれども、輸入生糸によって需給均衡が損なわれるということになりますと、生糸価格が大幅に下落をする、養蚕業が大きな打撃を受けるということに相なります。
それから、三番目に実需者輸入分の枠をふやすということについてのお尋ねでございました。例えば五万俵ということを言われましたけれども、輸入生糸によって需給均衡が損なわれるということになりますと、生糸価格が大幅に下落をする、養蚕業が大きな打撃を受けるということに相なります。
さらに、実需者輸入分を現行の三万俵から、例えば五万俵に増枠することによりまして、生糸を生活のなりわいのもととしております織物業者には目いっぱいの実需者輸入分が渡るということにすれば、また調整金総額自体もふえることになりまして、これを積極的に活用していくべきではないかとの意見もあるわけでありますが、政府の見解を伺いたいと思います。
でございますから、日本の絹業者の実需者の視点から見ても、やはり安定的な国内生産が必要である、さように考えておりまして、その場合に、やはり今も四者協議のお話もございましたが、シルク産業全体がやはり国内の繭は必要だということで、製糸もあるいは流通業者もあるいは絹業者もそれぞれまた事業団も、四者で一定の八千四百円という安定基準価格を前提とした繭価を農家に対して保証しておるところでございますが、今度の制度においても実需者輸入分等